「ダイエットが続かない…」そんな悩みを抱えていませんか?
最初はやる気に満ちていても、数日で挫折してしまったり、リバウンドしてしまったり…自分に嫌気がさしてしまう人も少なくありません。
でも、それはあなただけではありません。多くの人が同じ壁にぶつかっています。
続かない原因の多くは、意志の弱さではなく、「やり方」や「考え方」が合っていないだけ。
この記事では、ダイエットを継続できるようになるための、シンプルだけど効果的な習慣を5つご紹介します。
1. 「完璧主義」をやめて、70%を合格ラインに
ダイエットが続かない人の多くが陥りがちなのが、「完璧を目指しすぎる」ことです。
例えば、「お菓子を食べてしまった」「運動をさぼってしまった」といったほんの小さなことでも、「私は意志が弱い」「もうダメだ」と自分を責めてしまい、そこで努力を止めてしまうケースがよくあります。
しかし、ダイエットは短距離走ではなく、長い道のりを進むマラソンのようなもの。一度つまずいたからといって、すべてが台無しになるわけではありません。
むしろ、途中で立ち止まったり、寄り道をしながらでも、最終的に前へ進み続けることができれば、それは立派な成功です。
理想は、毎日100点満点を目指すのではなく、70%くらいの出来で合格とすること。つまり、「今日はまあまあだったな」「完璧じゃないけど、頑張った」と、自分に優しく声をかけてあげることが大切です。
このように考えることで、失敗を極端に恐れなくなり、気持ちに余裕が生まれます。精神的なストレスが減れば、「続けること」自体がラクになり、結果として長続きするダイエットへとつながっていきます。
ダイエットにおいて本当に必要なのは、「完璧にこなす力」ではなく、「失敗してもまた戻れる柔軟さ」かもしれません。
2. 体重よりも「体調」と「気分」に目を向ける
毎日体重計に乗っては、数字に一喜一憂していませんか?
「昨日より300g増えてる…」「全然減ってない…」そんなふうに、数字の増減ばかりを気にしてしまうと、気分が沈んだり、やる気をなくしてしまったりすることがあります。
でも実は、体重というのは水分量や食事内容、ホルモンバランス、睡眠の質など、さまざまな要素によって日々変動するもの。特に女性は生理周期の影響を受けやすく、1日単位で増減するのはごく自然なことです。
そのため、数百グラムの変動に一喜一憂していると、心が疲れてしまいますし、本来の目的である「健康的に痩せること」から意識がずれてしまいます。
そこで意識したいのが、「数字」ではなく「体調の変化」や「気分の変化」に目を向けることです。
- 朝の目覚めがスッキリした
- 肌の調子が良くなった
- お通じが良くなった
- 疲れにくくなった
- 気分が軽くなり、前向きな思考になってきた
こうした変化は、数字では測れないけれど、身体の内側から確実に変わっているサインです。
特に、代謝が上がっていたり、自律神経のバランスが整ってきたりしていると、見た目以上に健康が進んでいる証拠でもあります。
目に見える「体重」よりも、自分自身の「心地よさ」や「調子の良さ」を大切にすることで、結果としてダイエットも長続きしやすくなるでしょう。
焦らず、自分の変化に気づきながら、じっくり体と向き合っていきたいですね。
3. 小さな成功体験を「見える化」する
ダイエットのモチベーションを維持するには、「できたこと」を記録するのが非常に効果的です。
多くの人は「できなかったこと」や「失敗したこと」ばかりに目がいってしまい、自分を責めてしまいがちです。
でも、本当に大切なのは、小さくても「前進したこと」に気づくこと。
例えば:
- 間食を我慢できた
- エスカレーターではなく階段を使えた
- 夕食の量をいつもより少なめにできた
- 10分間だけでもウォーキングできた
こうした行動は、「大したことじゃない」と感じるかもしれませんが、立派な成功体験です。
それらをノートに手書きしたり、スマホのメモや専用アプリに記録したりして、「見える化」することで、「意外と私、頑張ってる!」と自信につながります。
視覚的に記録が残ると、過去の努力を振り返ることができ、「あの時も乗り越えたから今回も大丈夫」と前向きな気持ちになれるのです。
また、記録を習慣化することで、自分の変化や行動パターンにも気づきやすくなり、「何が効果的だったのか」や「どんなときに気が緩みやすいのか」など、自己分析にもつながります。
大きな成果よりも、小さな「できた」を毎日積み重ねていくことが、結果的に大きな変化へとつながります。
ポジティブな実感は、ダイエットを続けるためのエネルギー源。だからこそ、1日の終わりに「今日のよかったこと」を1つでも記録する習慣を取り入れてみてください。
4. 「ながら運動」「ついで運動」でストレスゼロ
「運動しなきゃ」と思っているのに、時間が取れなかったり、面倒で続かない…そんな人におすすめなのが、「ながら運動」や「ついで運動」です。
特別なトレーニングは必要ありません。日常生活の中にちょっとした動きを取り入れるだけで、意外とカロリーは消費できます。
- 歯磨きしながらスクワット
- テレビを見ながらストレッチ
- エスカレーターではなく階段
- 一駅手前で降りて歩く
無理なく、自然に、生活の一部として「動く習慣」を身につけることで、身体も少しずつ変わっていきます。
5. 「やる気が出ない日」を前提にする
ダイエットが続かない人の多くは、「毎日ちゃんとやらなきゃ」「サボったら意味がない」と思い込んでしまっています。
でも実際には、人間にはやる気が出ない日もあって当然です。
疲れていたり、仕事や家事で忙しかったり、気分が落ち込んでいたり…。そんな日まで無理をして頑張ろうとすると、心も体もますます疲れてしまい、結局続かなくなってしまいます。
そんな日は、「今日は何もしなくてもOK」と自分に許可を出しましょう。
休むことはサボりではなく、継続するための準備期間です。
たった1日うまくいかなかっただけで、「もういいや」と全部を投げ出してしまうのは本当にもったいないことです。
むしろ、うまくいかない日があっても、翌日にはまた元に戻る。その「戻る力」こそが、長く続けられる人の共通点なのです。
大事なのは、完璧にやり続けることではなく、途中で止まっても、また戻ってこれる仕組みを作っておくこと。
たとえば:
- やる気が出ない日はストレッチだけにする
- 疲れているときはあえて「休息日」としてカウントする
- できなかったことではなく、できたことに目を向ける
「戻りやすいルール」と「やさしい気持ち」があれば、続けることは難しくありません。
調子がいい日もあれば、そうでない日もある。それが自然なことだと受け入れることで、自分を責めずに、ダイエットとの心地よい付き合い方が見えてくるはずです。
まとめ:ダイエットを「続ける人」になるコツ
ダイエットは、特別な才能や強い意志を持っている人だけが成功するものではありません。
むしろ大切なのは、無理なく続けられる工夫や、自分の性格やライフスタイルに合ったやり方を見つけることです。
今回ご紹介した5つの習慣は、すべて「完璧を求めず、少しずつ前に進む」ことを土台にしています。
- 完璧主義を捨てて、70点でも自分を認める
- 体重より、体調や気分など目に見えにくい変化に注目する
- 小さな成功を記録して、「自分はできている」という実感を得る
- 特別な運動ではなく、日常の中で体を動かす工夫をする
- やる気が出ない日があってもOKと、自分にやさしくなる
これらはどれも、今日からすぐに始められる、現実的で優しい方法ばかりです。
すべてを一気に取り入れる必要はありません。まずは「これならできそう」と思うものから、ひとつでも実践してみてください。
ほんの小さな一歩でも、それを積み重ねていくことが、やがて大きな成果へとつながります。
「続けること」は、努力というよりも「習慣」に変えていくこと。
自分を追い詰めず、責めず、いたわりながら、あなたのペースで、心地よく、ゆるやかに。
今日から、あなたらしいダイエットをスタートさせてみませんか?
コメント